投資や企業企業分析に役立つ“無料ツール”は、マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
企業の財務諸表から抽出している数値なので、信ぴょう性が高く、間違ったデータであることはありません。そのため、会社用としての資料としても活用することができますよ(資料作成の時短になりますね)。
こんな良いツールがあるんだ!使ってみよう♪と思って頂ければ幸いです。
実際に僕自身も使っているツールで、重宝しています。
実際に、どのようなことができるかについて「ユニクロ(ファーストリテイリング)」を例にあげて見ていこうと思います。
メリット①グラフ化
無料ツールのメリット①は”グラフ”です。
特に、次の3つのグラフ化は、使い勝手が良いですよ。
【グラフ化ポイント】
- Ⅰ)売上高
- Ⅱ)キャッシュフロー
- Ⅲ)損益計算書
Ⅰ)売上高
売上高の推移を、グラフで見ると、好調か不調かが一目瞭然ですね。
この図から、①長期的に右肩上がりの売上、②コロナで2020年は前年割れ、が読み取れますね。
数値で見るより、グラフで視覚化している方が、理解が一瞬でできますね。
Ⅱ)キャッシュフロー
キャッシュフローの推移も、グラフで見ると、おカネの状況が見て取れます。
キャッシュフローは、次の状況が良いとされています。
【良い会社のキャッシュフロー】
- 営業CF:プラス
- 投資CF:マイナス
- 財務CF:マイナス
2020年度のユニクロは、キャッシュフローで見ると、上記の通り良い会社であると言えますね。
このように、キャッシュフローも、財務諸表では数値だけで理解しづらいですが、色付けされたグラフはぱっと理解できますね。
Ⅲ)損益計算書
財務諸表のグラフは、増減の比率も全体的に分かります。
ユニクロは、総資産が右肩上がりで、2020年では固定負債が増加していることが、視覚的に分かりますね。それだとなぜ固定負債が増えているんだろう?と全体から詳細に目を向けやすくなります。
メリット②情報の網羅性
無料ツールのメリット②は”情報の網羅性”です。
特に、次の4つの情報が分かれば、その企業がどんな企業か、どこで儲けているのかがわかりますよ。
【情報の網羅性】
- Ⅰ)企業概要
- Ⅱ)セグメント構成
- Ⅲ)海外売上高構成比
- Ⅳ)収益性・効率性・安全性
Ⅰ)企業概要
ユニクロの企業概要は、あなたもご存じの通り、アパレル小売店ですね。
この企業概要を見れば、さらに深い内容まで知ることができます。
【詳細情報】
- 世界アパレル製造小売3位
- アメリカIT大手Googleと業務提携
このように、知っている企業はさらに深く知ることができますし
知らない企業は、どういう事業をしているのかが理解することができます♬
Ⅱ)セグメント構成
セグメント(事業)構成も、この表から理解することができます。
セグメント(事業)別で見ると、
国内ユニクロが売上・利益が高く
海外ユニクロよりジーユーの方が、利益率が高いことが分かりますね。
Ⅲ)海外売上高構成
海外売上高構成も、重要なファクターですね。
少子高齢化の日本より、海外展開した方が、売上の増加が見込めそうです。そのような「この会社はどれほど海外への比率が高いのか」を知ることができます。
Ⅳ)財務指標
財務指標は、企業情報の中でも非常に重要な要素です。
たくさんの項目がありますが、次の部分が特に重要になりますね。
【収益性・効率性】
- 総資本回転率
- 棚卸資産回転率
【安全性】
- 自己資本比率
- 流動比率
メリット③無料&入金不要
無料ツールのメリット③は”無料&入金不要”です。
何かのツールを使うときに、多くの企業は「株取引をすれば利用できる」や「1,000円以上入金が必要」など、おカネの支払いが発生しがちです。
ただ、このマネックス証券の銘柄スカウターはそのような内容は必要ありませんよ。
実際に私のマネックス画面ですが、見ていただいた通り、ゼロ円で利用できます。
デメリット:すぐ使えない
デメリットは、すぐに使えない。
「こんなにメリットが良いのは分かったので、必要になったら使おう」と思ったあなた。
実は証券会社の開設から利用までは数日ほど日数がかかります。
そのため、開設完了していないとすぐに使えません。
必要と思う前に、まず開設してみてはいかがでしょうか。私も使っているのでお勧めのツールです♬