初心者におすすめのマーケティング本を3冊紹介します。
中小企業診断士の勉強を始める前から今まで様々な経営本(マーケティング・財務)を読んできました。
その中から、イメージしやすいマーケティングに焦点を当てて、おすすめしたい本を紹介します。
教科書的な内容でなく、ストーリーを織り込んだ分かりやすい本が多いので読んでみてください♬
[要約]売上UPに役立つおすすめの本
1)ドリルを売るには穴を売れ
2)100円のコーラを1000円で売る方法
3)「なぜか売れる」の公式
1)ドリルを売るには穴を売れ
マーケティングの入門書です。
本のタイトルは、「商品を売るには、まず“価値”を考えよ」という意味から来ています。
本のタイトルと内容は少し違って、
25歳の女性が、マーケティングのプロの元で、イタリアンレストランを再建していく話です。
この本では次のマーケティング用語を理解できますよ。
・ベネフィット
・セグメンテーション
・ターゲティング
・差別化
・4P
教科書的な内容で用語や説明の本はたくさんありますが、ストーリーを通じて学べるので、すっと頭に入ってきやすいですよ。
2)100円のコーラを1000円で売る方法
タイトルを要約すると、
100円のコーラは、液体(商品)を売っており
1000円のコーラは、高級ホテルで最適な温度に冷やされ、ライムと氷がついたおいしい状態で提供(サービス)を売っている。
こちらも、ストーリー形式なので、すっと頭に入ってきやすいですよ。
主人公の自信満々な女性は、典型的なマーケティングを勘違いしている人として扱われています。
『自分は営業で顧客に接してきたので、A機能とB機能・・・をつければ、A機能が欲しい顧客も、B機能が欲しい顧客が獲得できる!』というよくある失敗例も出てきます。
多くの人が求めるものより、一人の人が求めるものの重要性が分かるかと思います。
3)「なぜか売れる」の公式
マーケティング思考に役立つ本です。
大事なのは、考える順番だと言っています。
ある焼鳥店は、おしゃれな居酒屋を視察し、「女性を呼ぼう」と考えました。
またある歌謡曲CDショップは、「SNSで集客」を考えました。
結果、両方とも赤字になってしまいました。
この2つは、「女性(ターゲット)」や「SNS(方法)」を中心に考えていきましたが、まず考えるべき部分は「何を(価値)」だと言っています。
次の図のように、
「何を」→「誰に」→「どうやって」の順番で、マーケティングを行っていくことが重要だと書かれています。

今回の内容を参考にして、
あなたの会社の業績向上に繋がれば幸いです。