マーケティング初心者におすすめの「マーケティング入門書9選」を紹介します♬
ある分野を学ぶときは、最低3冊読めば、概要がつかむことができます。
今回紹介するマーケティング入門書の中から3冊選んで読んでみてください。
マーケティングの概要を掴むことができますよ♪
さてマーケティング入門書を3種類に分けて紹介します。
【マーケティング入門書3種類】
- マンガ編
- ストーリー(物語)編
- 経営的マーケティング編
マンガ編 |
①100円のコーラを1000円で売る方法 |
②ドリルを売るには穴を売れ |
③マンガでわかる!安売りするな!「価値」を売れ! |
ストーリー(物語)編 |
④チーズはどこへ消えた? |
⑤なぜか売れるの公式 |
⑥あたりまえのアダムス |
経営的マーケティング編 |
⑦USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門 |
⑧戦略プロフェッショナル |
⑨第3巻 販売戦略・市場戦略(一倉定の社長学) |
①100円のコーラを1000円で売る方法
【特徴】
- マンガ編
- 網羅より一点集中
人気シリーズで、全3巻まで出ています。
内容は、会計ソフト販売会社の新事業成功までのサクセスストーリーです。
コンサルタントの上司から指導を受けて、主人公の女性が、マーケティング的に成功させていく話です。
タイトル「100円のコーラを1000円で売る方法」は書籍の一部分だけですが、読めば「なーんだ、そういう事か」と思う内容です。
ただ、この売り方=マーケティングなんだと考えさせられる書籍です。
あっという間に読めますよ。
②ドリルを売るには穴を売れ
【特徴】
- マンガ編
- マーケットイン(消費者視点)を培える
- MBA×中小企業診断士の佐藤氏書籍
この本を一言で表すと、「プロダクトアウト(販売目線)から、マーケットイン(消費者視点)に立ちましょう」ということです。
タイトルの内容として
お客さんが欲しがっているのは、
- ✖ドリル
- 〇穴を埋める手段
ということです。
そう考えると、穴を埋める手段の一つにドリルがあるだけで、例えばボンドでも良いわけです。
そうすると、ボンドの新商品ができますよね。
お客さん視点の開発・販売をすることが、今の時代のマーケティングであると説明してくれています。
③マンガでわかる!安売りするな!「価値」を売れ!
【特徴】
- マンガ編
- お客さんが求めているのは、「安売り」でない
- 価値(体験)を提供できるかが重要
主人公の女性は、旅館の女将です。
急に女将となった、マーケティングが分からない主人公が、奮闘しながら旅館の再建を果たしていく話です。
安さを追求しても、大手に負けますし、そもそもお客さんはおカネよりそこで得れる体験を重視しています。
安さを追求するより、そこで得れる価値(体験)を伝えることが最も重要であると説明しています。
④チーズはどこへ消えた?
【特徴】
- ストーリー編
- Appleの研修でも採用された本
- 変化を恐れるなという話
ネズミと小人の話。
今まで好物のチーズを食べていたネズミと小人が、そのチーズが無くなって途方に暮れています。
ネズミは、次のチーズを求めて旅立ち
小人は、チーズが自然と出てくると考えそのまま居残ります。
小人も、次のチーズを求めようとしますが、行き止まりや敵が出てくるのではないかと恐れでなかなか前に進むことができません。
チーズとは、我々でいうと「成果」等を表しており、次の変化(行動)に対応しないと自分がダメになる話です。
紹介している本の中でも最も薄い本(それでいて考えさせられる内容)なので、ぜひ手に取ってみてください♬
⑤なぜか売れるの公式
【特徴】
- ストーリー編
- 何を、誰に、どのようにの重要性・順番が理解できる
商品を販売するときに、あなたは、次のどれを重視しますか?
- 何を(商品・価値)
- 誰に(お客さん)
- どのように(売り方)
2つの例を出しますので、考えてみてくださいね。
焼き鳥屋さんが、隣の繁盛しているステーキ屋さんを見て、「今の時代は、ステーキだな」と思ってステーキ屋さんをやり始めました。
庶民的な商品が主力のお弁当屋さんが、繁盛している高級焼肉弁当を見て、「女性は高級焼肉弁当が欲しいんだ、それのメニューも追加しよう」と思い、庶民的な弁当、一般的な弁当、高級焼肉弁当の3種類を売り出しました。
その結果、この焼肉屋さんもお弁当屋さんも、経営がうまくいきませんでした。
それは、マーケティングで大事な「何を、誰に、どのように」の順番が違っていたからです。
どれが最も重要で見るべきなのかが分かる本になっています。
体系的に示されていてイメージしやすいですよ。
⑥あたりまえのアダムス
【特徴】
- ストーリー編
- 奇抜なアイデア<あたりまえ
- 広告代理店の新卒は必ず読む本
広告代理店に勤めるアダムスの話です。
彼は、大出世をするのですが、やったことは「THEあたりまえ」です。
わたしたちは、みんなが思いつかない奇抜で素晴らしいアイデアが大事と思いがちですが、実は「あたりまえ」が大事ということです。
この本の要点を言えば、
- 業界の当たり前は、お客さんの当たり前ではない
ということです。
「業界の人は、”そんなの”みんな知ってるよ」と思い、それをお客さんに伝えません。
しかし、”そんなの”については
- 「業界の人たち」(売り手)だけが知っている
- 「お客さん」(買い手)は知らない
「お客さん」は「え!知らなかった、だったら買おう」となることをストーリー仕立てで説明してくれています。
⑦USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
【特徴】
- 経営的マーケティング編
- USJをV字回復させた話
実話の話です。
USJの売上は、じり貧で苦しんでいました。
そんな中、マーケティングのプロ集団P&G出身の森岡氏により、V字回復させていく話です。
ジェットコースターを逆に動かすことで、費用削減し、今までにないアトラクションということでヒットしました。
しかし、根本的に大事なことは、いくつかの成功要素を洗い出し、それが結び付くアトラクションは何だろう?と考える思考方法です。
その思考方法をイメージしやすく書かれた内容です。
⑧戦略プロフェッショナル
【特徴】
- 経営的マーケティング編
- 3部作
- 実話の話
企業再生についての実話です。
三枝氏は、コンサルティング会社ボストンコンサルティンググループの日本人第1号の方です。
MBAを保有しており、経営ノウハウを、実際の企業に落とし込んだ経営を行っている話です。
三枝氏の書籍については次も参考にしてみてください♬大好きな本です。
https://konsulting.jp/tension-raising-business-fiction
⑨第3巻 販売戦略・市場戦略(一倉定の社長学)
【特徴】
- 経営的マーケティング編
- 経営の神様「一倉定」の本
この本を知っている方は、なかなか経営マニアな人だと思います。
一倉定氏の経営コンサルセミナーには、大企業の社長がたくさん並んでいたそうです。
超大作になっていますが、マーケティングとしては紹介している第3部をご覧ください。
マーケティング初心者が、理解しやすい本を中心に選びました。
ぜひ手に取ってご覧になってみてください♬
ファイナンス入門書25選も紹介していますので、よろしければそちらもご覧ください🐶