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【書籍】ウィニング 勝利の経営(ジャック・ウェルチ著)part1

ウエル
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20世紀最高の経営者と呼ばれた方の本です

1981年からGE(ゼネラル・エレクトリック)のCEOを務め、「20世紀最高の経営者」と呼ばれたジャック・ウェルチの著書です。

今回は、「最初の四つの原則」部分をご紹介していこうと思います。

【全体像】最初の「四つの原則」

ジャック・ウェルチの経営哲学を体系的に表した内容です。

①ミッションとバリュー

「ミッション」は経営理念(抽象的)、「バリュー」は行動規範(具体的)と言っています。

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「ミッションとは?」

「ミッション」は、経営理念を表すので、私たちはこのビジネスでどうやって勝とうとしているかを限定することです。強みと弱みを明確にもしてくれます。

GEでは、「世界で最も競争力のある企業になる。そのためにすべての市場でナンバー1かナンバー2になる。その可能性のない事業はテコ入れするか、売却するか、閉鎖する。」となっています。

限定することで、行くべき道が明確になり、全社員にも浸透しやすいということなのですね。

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「バリューとは?」

「バリュー」は、行動規範を表すので、実際の業務での指針を意味するものです。

良いバリューは、行動に結び付けられる内容であることで、「卓越した行動をとろう」という行動規範は実際の行動とはかけ離れている。

バンク・ワンという企業では、「効率的かつ優れた運営方法で低コストのオペレーションを実現しよう」に対して「インフラ整備に投資しよう」や「官僚主義を排除しよう」と具体的な行動規範が書かれている。

②素直さ

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素直であることの効果は、次の3つがある

一つ目は、「言いたいことがある環境は、豊富なアイデアを得れる」

二つ目は、「アイデアの拡充や補強により、スピードが高まる」

三つ目は、「不要な会議の減少により、コスト削減となる」

③選別

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選別とは、資源配分の方法である

リーダーの給料の大半はこれをするために払われているようなものである。

また、選別も2つに大別される。

一つ目は、「ハードウェア」で、つまりは会社や事業、商品やサービスのこと

二つ目は、「ソフトウェア」で、つまりは社員のこと である。

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一つ目の「ハードウェア」

ハード面では、「強さ」の定義を抑えた上で、強化・売却・撤退を選別する。「強さ」の定義は、ミッションに依存し、GEでは「市場ナンバー1かナンバー2の事業」を意味する。

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二つ目の「ソフトウェア」

ソフト面では、社員を3つに区分する。大事なことは、非実力主義(上司への気に入られ度合い)でなく、実力主義に基づく区分決めである。

ソフト面の社員)トップ10%、ミドル70%、ボトム10%に区分

・トップは、金銭や賞賛の言葉、研修などさまざまな報酬を得る。

・ミドルは、会社にとって貴重な存在であるため、研修やアドバイスにより、刺激を与える。

・ボトムは、辞めてもらう。正確には、適材適所な会社へ転職し、トップへ移ってもらうことである。

※国のカルチャーが違えど、人事考課制度で克服は可能だ。

④発言権と尊厳

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発言権と尊厳

定例会議を用いて、アイデアに優れた人、賢い人、経験を積んだ人、クリエイティビティな人、すべての頭脳を使うこと。

これら四つの原則は、組織論の話ですね。

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