今回は「書籍:プロフェッショナルマネージャー」です。

[要約]プロフェッショナルマネージャー
58四半期連続増益の秘訣
[1Point]
ビジネスの経営は、終わりから初めて、
そこへ到達するためにできる限りのことをする
[2Point]
最重要は、第1四半期の実績達成
[3Point]
良い経営の基本は、情緒的な自己投入
[1Point]三行の経営論

[三行の経営論]
本を読む時は、初めから終わりへと読む。
ビジネスの経営はそれとは逆だ。
終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをするのだ
58四半期連続増益を成し遂げたジェニーン氏は、「一株当たり利益を年10%増加する」と目標(終わり)を立てたんだ。
次に、経営陣と組織、人事評価の見直しなど「到達するためにできること」を行ってきた。
終わりから始めることのメリットは、その目標に達するためになすべきことを示してくれます。
柳井氏も、「世界一のカジュアルチェーンになる」(終わり)を掲げ、
そのために、「日本一のカジュアルチェーン」
そのために、「100店舗の達成と株式公開」
と節目ごとの目標を示して達成してます。
この本では、一番大事なことを伝えてくれています。
「経営はまず結論ありき」で、最終的に何を求めて経営していくかを決め、そこから逆算して、結論に至る方法を考えられる限り考え、いいと思う順からまず実行する。
そして、実行の足跡と結論を常に比較し、修正していく。「そうすれば、大概なことはうまくいくんだよ」
このように、終わりから始める方法は、「進むべき道筋」を示してくれます。
[2Point]最重要は第1四半期

業績悪化企業の典型例は、第1四半期で未達なら、次で達成すればよいという考えになります。
そうなると、第2四半期未達でも、次で達成すればよいと考え
第3四半期未達でも、最後の大逆転を考えます。
しかし、結果そのような幸運は来ず、年間未達になります。
一方で、業績好調な企業は、第1四半期を達成すると、次も達成しようという気持ちが芽生えます。
その結果、早々に年間の予算達成につながります。
目標達成には、第1四半期の達成が非常に重要な要素になります。
「最初の四半期に目標を達成できなかったら、年間の目標も達成できない」
現四半期はダメでも、年度末までに決まりをつけるさ」といった態度をいさめている。
[3Point]良い経営は情緒

良い経営には、「理論」と「情緒」の両方が重要です。
特に、「情緒」が重要になります。
本では、MBAなどの「理論」を学んだ人間を否定しています。
それは、「情緒」をないがしろにしているからです。
確かに、理論だけを言って、やる気の低い人は、周りも結果を出すように仕事熱心にはならないですね。
一方、「理論」と「情緒」がそろえば、有能なトップになるとも言っています。
インプットの「②事例」でした♬

今回の内容を参考にして、
あなたの会社の業績向上に繋がれば幸いです。