ウエル
店舗運営をしている中小企業診断士ウエルです♬
今回は「配当性向」の説明です。
みみずく
「配当性向」って何?
ウエル
では、見ていこう♬
[要約]配当性向とは?
要約
◎利益から配当をどれだけ支払ったかの割合
ウエル
3Stepで伝えていくね♬
[1Step]配当性向の説明
ウエル
まずは、1Step用語説明です♬
みみずく
計算式はどうなの?
ウエル
では見てみよう♬
ちなみに、覚え方は、「配当性向」の「配当」を縦に書くと、計算式になるよ。
(上の計算式の黒字部分)
つまり、こういうこと。
「配」:配当
「↓
「当」:当期純利益
[2Step]配当性向の図解
ウエル
次に、2Step図解です♬
みみずく
理解はできたけど、イメージができないなぁ
ウエル
では見てみよう♬
【お金の流れ】
「純利益」→「①配当」と「②内部留保」
会社が利益を出した場合、次の2つに流れます。
①「株主(投資家)に渡す配当」
②「自社に残す内部留保」
図で示すと、このようなお金の流れになるよ。
【①配当】
配当の方を見ていこう。
株主(投資家)は、投資する中で、配当を受け取ることになります。
赤字企業が、配当を支払うと、資金不足により倒産の可能性があります。
そのため、黒字の純利益の中から配当の原資を支払うようになります。
その割合を、「配当性向」といいます。
図で示すと次のような流れです。
【②内部留保】
内部留保の方を見ていこう。
企業は、今後の成長を見越して、資金を蓄積します。
図で示すと次のような流れです。
特に、成長企業は、配当を抑え、内部留保に回すケースが多いです。
内部留保は、「工場や店舗の増設」に向かいます。
そして、「工場や店舗の増設」により、売上が増加します。
そして、利益が増え、内部留保に向かうという好循環につながります。
こちらも、図解するとこのようになります。
[3Step]企業事例
ウエル
最後に、3Step企業事例です♬
みみずく
実際の企業はどうなの?
ウエル
では見てみよう♬
【配当性向からみる企業】
【配当性向の高い企業】 | 【配当性向の低い企業】 | |
企業 | JT(日本たばこ産業) | ニトリHD |
配当性向 ※※2019年度 | 78.6% | 17.0% |
売上傾向 | 横ばい | 33年増収増益 |
JTのたばこ事業は、成長性が低いため、設備投資で成長を図るより、高い配当を支払っているね。
売上高も次のグラフを見てもらうと、低迷しているのがわかるね。
ニトリHDは、内部留保した資金を、設備投資(店舗増設)や製品開発に費やし、売上増加につなげていますね。
ウエル
今回の内容は、
インプットの「①知識」でした♬
いぬ
今回の内容を参考にして、
あなたの会社の業績向上に繋がれば幸いです。