こんにちは🐶
FP1級×MBAのウエル(@Konsultin)です♬
「一瞬で、会計状況を理解したい…」
「会計の人の思考を知りたい…」
このような悩みを抱えている方に向けて
「B/LとP/L」をお伝えします🐶
【こんな方に読んで欲しい】
✅「FP」や「会計」を学んでいる人
✅「資産運用」や「企業分析」に関心のある人
✅「B/S」や「P/L」などを見たことがある勤勉な人
プロ(専門家)かどうかの違いは
「イメージ力」の差があります。
その道のプロなら、
一目見た瞬間に、その後のイメージができます。
例えば、
野球選手なら、打った瞬間に
「ホームランだ」とイメージできたり
料理人なら、トマトを見た瞬間
トマト料理のレパートリーや調理方法がイメージできたり
これは、
会計に関しても同じです。
新聞記事で、「自社ビル売却」を見ると
P/LとB/Sで瞬時にイメージできるようになります。
実は
私、このイメージ力がなかなか身に付きませんでした。
(そもそも、その考えをしたことがありませんでした)
しかし、ある授業を見たときに、
「なるほど!こういう思考をすれば、いいんだ!」と
すごく腑に落ちる体験をしたことを今でも覚えています。
今回は、
企業分析の思考力を鍛える「B/SとP/L」イメージについて、
図解も盛り込んで、お伝えしていきます🐶
【図解】P/LとB/Sのイメージ
会計のイメージ図は
2つで構成されています。
- P/L(損益計算書)
- B/S(貸借対照表)
まずは
イメージ図の全体像を見てみましょう。
上の図の
- 右:B/S(貸借対照表)
- 左:P/L(損益計算書)
の位置関係も抑えておいてください♬
企業分析のプロは、
このイメージ図を基に、
自社ビル売却の場合は
特別利益から純資産が増えて、
結果的に、配当を維持する行動をとる
と
Aの場合
Bの勘定科目が変わり
結果、企業はCの行動をする
などを考えます。
では、
P/L(損益計算書)とB/S(貸借対照表)のイメージ図について、詳細を伝えていきます🐶
【図解】「P/L(損益計算書)」
「P/L(損益計算書)」は
会社の「経営成績表」
を意味します。
まず
P/L(損益計算書)のイメージ図について
お金の流れで見てみましょう。
P/L(損益計算書)は、
次の3つで、成り立っていて
お金の流れも次の順になります。
- 売上
- 費用
- 利益
そして、この3つ目の「利益の大きさ」で
企業の成績の良さを見極めます。
つまり
利益が大きいのは、
- 売上が大きい
- 費用が低い
ために、利益が大きくなっているということですね。
イメージ図で見ると
「(A)売上が大きい」は、
右ボックス図の売上が増加し、利益が増えていることが分かりますね。
もう一つの
「(B)費用が低い」は、
右ボックス図の費用が減り、利益が増えていることが分かりますね。
冒頭に
P/L(損益計算書)は
「企業の経営成績表」とお伝えしました。
イメージしやすいように例えてみましょう。
小学校の時
おかあさんに、成績表を見せてましたよね。
- 数学は高いね
- 国語が低いからもっと頑張ろうね
と言われたことがあると思います。
これは
会社にも当てはまります。
P/L(損益計算書)を見れば
- 売上は高いね
- 利益率が低いからもっと頑張ろうね
ということが分かります。
成績表を見れば
- 良い点
- 改善点
が理解することができ、
未来の視点として、今後の経営に生かすことが可能となります。
会計の数値は、過去の情報です。
ただ、過去の良い点・改善点を踏まえ、未来の取り組みに生かすことが重要です。(←この考えが大事なポイントです)
つまり
「P/L(損益計算書)」とは
- 企業の経営成績表
- 「良さ」と「改善点」から今後に活かせる
ということです。
【図解】「B/S(貸借対照表)」
「B/S(貸借対照表)」は
会社の「財務状況」
を意味します。
では
B/S(貸借対照表)のイメージ図について
お金の流れを見てみましょう
B/S(貸借対照表)は、
大きく2つの視点があります。
- 調達
- 活用
図解で見ると、緑の部分です。
さらに、
この2つを構成している項目はこちらです。
- 調達:「負債」・「純資産」
- 活用:「資産」
つまり
お金の流れは、
右から左に流れているイメージを持ってください。
ちなみに
イメージしやすいように「個人」で例えると
私が、
銀行に100万円を借りて(負債)
両親に100万円をもらい(純資産)
合計200万円のお金を調達しました。
そのうえで
200万円のクルマを購入します(活用)。
それで
「運搬の仕事を始める」と、B/S(貸借対照表)はこのようになりますね。
このように、
B/S(貸借対照表)である「財務状況」を見れば
- 調達:どこからお金を調達したか
- 活用:そのお金を何に使っているのか
を理解することができます。
つまり
「B/S(貸借対照表)」とは
- 調達と活用から企業の「財務状況」を示す
ということです。
P/LとB/Sの「お金の流れ」
会計の思考では
お金が
「P/L」と「B/S」をつなぐ(流れる)イメージ
を持つことが大事です。
この一連の流れを
具体的にするとこのようになります。
お金の流れ | 内容 |
①お金➡負債&純資産 | お金を調達 |
②負債&純資産➡資産 | そのお金で資産(建物等)を購入 |
③資産➡売上 | その資産が、売上になる |
④売上➡(費用)➡利益 | 売上からコストを引いた残り(利益)が出る |
⑤利益➡純資産 | 利益が、貯金(純資産)に回る |
⑥純資産➡資産 | その貯金を活かして新たな資産(店舗)を増やす |
⑦資産➡売上 | その新たな資産が更なる売上を増やす |
この順番にお金が流れて、好循環に向かいます。
イメージ図で見ると、理解しやすいので
上記の内容を、3Stepでお伝えします🐶
お金の流れ(1Step)
1Step
お金の流れ | 内容 |
①お金➡負債&純資産 | お金を調達 |
②負債&純資産➡資産 | そのお金で資産(建物等)を購入 |
③資産➡売上 | その資産が、売上になる |
お金の流れ(2Step)
2Step
お金の流れ | 内容 |
④売上➡(費用)➡利益 | 売上からコストを引いた残り(利益)が出る |
⑤利益➡純資産 | 利益が、貯金(純資産)に回る |
お金の流れ(3Step)
3Step
お金の流れ | 内容 |
⑥純資産➡資産 | その貯金を活かして新たな資産(店舗)を増やす |
⑦資産➡売上 | その新たな資産が更なる売上を増やす |
最後に、まとめると
お金(お金が化けた姿)の好循環は
このようにグルグルと流れていきます。
(これが理想的な循環です)
安全性➡効率性➡収益性
会計のイメージ図で大事な視点は
- 安全性(会社の安全度合い)
- 効率性(資産を効率的に使っているのか)
- 収益性(利益をしっかりと確保できるか)
を理解するという点です。
では一つずつ見ていきますね。
【図解】安全性とは
安全性は、
B/S(貸借対照表)の
- 負債
- 純資産
- 資産
の3つで求めることができます。
P/LとB/Sのイメージ図だと、こちらです。
安全性は
企業の安全性(倒産しないかどうか)を見極める財務指標です。
借金が多ければ、倒産リスクが高まり
借金が少なければ、倒産リスクが下がります
3つの視点の
「安全性」の財務指標はコチラです。
項目 | 財務指標 |
収益性 | 売上高総利益率 |
売上高営業利益率 | |
売上高経常利益率 | |
効率性 | 総資本回転率 |
棚卸資産回転率 | |
有形固定資産回転率 | |
安全性 | 当座比率/流動比率 |
自己資本比率 | |
固定長期適合率 |
【図解】効率性とは
効率性は、
- B/S:資産
- P/L:売上
の2つで求めることができます。
P/LとB/Sのイメージ図だと、こちらです。
効率性は
企業が保有している「資産」が効率的に、売上に繋がっているかを見極める財務指標です。
効率性が高ければ、ムダなく活用していて
効率性が低ければ、ムダな資産(遊休資産)がある
ということです。
あなたの会社にも
- 売上の低い店舗
- 使っていない機械
がありませんか?
言い換えれば、
- 店舗➡売上(↘)
- 機械➡売上(↘)
と、「資産」が「売上」に与える影響が低い
企業の効率性が低いということです。
3つの視点の
「効率性」の財務指標はコチラです。
項目 | 財務指標 |
収益性 | 売上高総利益率 |
売上高営業利益率 | |
売上高経常利益率 | |
効率性 | 総資本回転率 |
棚卸資産回転率 | |
有形固定資産回転率 | |
安全性 | 当座比率/流動比率 |
自己資本比率 | |
固定長期適合率 |
【図解】収益性とは
収益性は、
P/L(損益計算書)の
- 売上高
- 費用
- 利益
の3つで求めることができます。
P/LとB/Sのイメージ図だと、こちらです。
収益性は
企業が上手に稼いでいるかを見極める財務指標です。
「売上が高い」ということは
お客さんからの需要が高い
(付加価値が高い)
ということを意味しています。
3つの視点の
「収益性」の財務指標はコチラです。
項目 | 財務指標 |
収益性 | 売上高総利益率 |
売上高営業利益率 | |
売上高経常利益率 | |
効率性 | 総資本回転率 |
棚卸資産回転率 | |
有形固定資産回転率 | |
安全性 | 当座比率/流動比率 |
自己資本比率 | |
固定長期適合率 |
まとめ
最後に
まとめ2つ
- 企業分析の思考力を鍛える「B/SとP/L」図解
- もっと「会計の思考」を楽しく学びたい方へ
今回の内容を振り返り
次の行動に繋げていきましょう!
企業分析の思考力を鍛える「B/SとP/L」図解
今回、
企業分析の思考力を鍛えるために
「B/S・P/L」図解
をお伝えしました。
基本的な考えは、この通りです。
この図解に、
「ビル売却」を当てはめれば、
- 利益UP
- 純資産UP
になりますよね。
そして
そのお金を
どの資産(クルマ?、人?、店舗?)
にどう使うのかなと考えることができます。
このように
「ビル売却」という一つの単語だけで
図をイメージしながら今後企業がやること
まで想定することができます。
ぜひ企業分析に
「B/S・P/Lの図解思考」を使ってみてください🐶
“あなた”の企業分析力を高める
「経営・財務指標」について、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事でもまとめてありますので
チェックしてみて下さい♬
もっと「会計の思考」を楽しく学びたい方へ
「B/S・P/Lの図解思考」が
理解出来たら、次の行動に移していきましょう🐶
毎回計算する必要はないですよ。
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また、おススメの本はコチラになります。
- 企業分析用
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